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2020年小学校から始まる英語改革CEFRの内容とは?

小学校の英語の授業、ネイティブの先生

2020年度からは正式に全国の小学校でも英語がスタートしました

その理由は、海外で生活する日本人、日本で働く外国人というグローバル化が進んでいるからです。

海外では当然のこと、日本でも英語を話す機会が増えているということで、以前よりも英語力を身につける必要があります。

そんな理由から2020年からは小学校でも英語の授業が始まりました。

今回の英語改革はただ英語を学習するだけではありません。

高校卒業までに「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」のあるレベルを目指すことが具体的な目標になっています。

ではCEFRとはどのような内容なのでしょうか?2020年からスタートした小中高一貫の英語改革についてまとめてみました。

 

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小学校の英語は高校卒業までにCEFRのA2~B1以上を目指すための授業内容

小学校の英語の授業。先生の周りに生徒がいる

2020年から小学校から英語改革がスタートしました。

その内容は小学校から英語の授業を始め、最終的に高校卒業までに「CEFR」のA2~B1レベル以上を目指すことが目的とした授業改革となっています。

CEFRとは?

CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages」の略で、日本語で訳すと「ヨーロッパ言語共通参照枠」という意味になります。

言語や国境を越えた同じ基準で計る国際標準です。CEFRには等級があり大きく6段階に分かれています。

  • CEFR等級:A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階

「英語を使って具体的に何ができるのか」を表す等級です。CEFRは欧州評議会で20年間の研究と実証実験を重ねて、2001年より公開されました。

※もちろん英語以外の言語もありますが、日本の授業では英語になります。

この等級のA2やB1以上を高校卒業までに目指すのが今回の英語改革となります。

 

段階

  • 基礎段階レベル:A1、A2
  • 自立したレベル:B1、B2
  • 熟達したレベル:C1、C2

A1の方がすごそうに聞こえますが、A1の方がが一番レベルが低く、C2が最高レベルになっています。

 

レベルA2

  • 基礎的な家族情報、買い物、地元の地理、仕事などの文章や表現ができるレベル
  • 身近な範囲での日常会話ができればOK

レベルB1

  • 仕事、学校、娯楽などで普段出会う身近な話題。イギリスやアメリカなどで起こりそうな事態に対処できる、筋の通った簡単な文章が作れるレベル
  • 旅行に行ったときに、ほとんどのことに対応できればOK

参照:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)「ブリティッシュカウンシル」

以上のレベル内容から判断すると、英語改革とは「海外旅行で1人で問題なく意思疎通ができるレベル」になることを目標にするための改革であり、かなりのハイレベルを目標にしているのがわかりました。

 

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小中高の英語授業の内容について

小学校の英語の授業

CEFRの内容がわかったということで、高校卒業までにどのような授業内容になっていくのでしょうか?

まずは小学校3年生から英語活動がスタートし、小学5・6年生で教科として導入されます。

  • 小学3年生~4年生:外国語活動(英語活動)
  • 小学5年生~6年生:英語が教科としてスタート
  • 中学生・高校生:授業内容を英語で行う

小中高と踏まえて、大学の入学試験では「入学共通テスト」として「4技能評価、民間資格・検定試験」が評価される内容になり、資格や検定が試験の代替になっていきます。

 

小学3年生~4年生:外国語活動(英語活動)

小学校3年生~4年生は、まだ英語の授業ではなく「外国語活動」という位置づけで英語を慣れていきます

  • 英語の発音、リスニング、リズムに慣れる(チャント)
  • 言語としての楽しさを知る
  • 短い文章や英会話聞く・話す
  • 年間授業時間:35時間

1年間でたった35時間しか授業時間がありません。単語からスタートし、2語、3語で伝わる英語表現を通じて、英語の楽しさを知る内容になります。

前倒しで小1から英語の授業が行われている私立小学校などもあります。

 

小学5年生~6年生:教科英語

小学校5年生~6年生からは授業となり、成績として評価されます。

  • 活字体を使った大文字・小文字
  • 話す・聞く・読む・書く
  • 文章・文構造(一部)
  • 成績あり
  • 年間授業時間:70時間

実際に簡単な英語を話したり、聞いたりするのと並行して、英語の読み書きも始まります。年間授業は2倍の70時間に増えます。

小学校高学年になると英検5級を全員で受講する学校も増えています。

 

中学校・高校:英語授業

英語で授業を行うことを基本とします。つまりオールイングリッシュです。急にハイレベルになりますね。

中学では基礎を、そして高校では「論理・表現」の科目が増えます。

オールイングリッシュであることで、ネイティブでない英語の先生が英語のみを話し続けるのは大丈夫なのか?という不安がよぎりますね(苦笑)。

高校になると会話ベースの授業となり、スピーチ、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションという授業内容が増えていきます。

 

最後に

小学校の英語の授業、ネイティブの先生

2020年からスタートする英語改革、重要となるCEFRの内容と小中高の授業内容についてまとめました。

小学校での英語授業の内容を知りたくて今回調べましたが、小学校ではできるだけ早く英語を楽しみ、興味を持つことでスムースに授業に入っていけるものと思います。

問題は中学生からの英語学習ですね。急にハイレベルになるので、その時についていけることが重要であると感じました。

 

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