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ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の日程・レベル・概要・特徴

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)

子供の英語習得度を知るために英語資格試験を受検する方も多いでしょう。

一般的に「英検」「英検Jr.(ジュニア)」が多いのですが、世界的に有名なのは「ケンブリッジ国際児童英検(YLE)」です。

日本での知名度は低いのですが、世界的に有名な英語試験と言えば「ケンブリッジ国際児童英検(YLE)」。約130ヵ国で、年間500万人が受験しています。

「ケンブリッジ英検」にもつながるので、試験内容やレベルについて調べてみました。

「ケンブリッジ国際児童英検(YLE)」の概要(グレード、受験料、試験時間、会場)試験内容、レベルなどについてまとめて紹介します。

※「ケンブリッジ国際児童英検(YLE)」リニューアルに基づいた最新情報にあわせています。

 

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ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の概要

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)はケンブリッジ大学英語検定機構が開発した子供版の英語検定です。

英語では「Cambridge Young Learners English」。「ケンブリッジヤングラーナーズ英語検定」とも言います。略して「YLE」。

「ケンブリッジ英検」につながるので、子供が英語のレベルを知るのに最も適した検定と言えるでしょう。

  • グレード:スターターズ(PreA Starters)、ムーバーズ(A1 Movers)、フライヤーズ(A2 Flyers)の3段階
  • 対象年齢:幼児、小学生、中学生
  • 実施回数:年に2回(グレードと会場により試験日が異なる
  • テスト日:会場により異なる
  • 試験場所:学校や語学スクールが多い、団体受験(10人以上)も可能
  • 受験料:6,100円[PreA Starters]、6,700円[A1 Movers]、7,250円[A2 Flyers](税込)
  • 事務手数料:個人のみ600円(成績証明書の郵送料を含む)
  • 合否判定:なし。受験1か月後全員に成績証明書が届く

※海外の試験なので、通貨の変動により受験料が変更される場合があります。

幼児・小学生・中学生を対象とした英語試験は、スターターズ、ムーバーズ、フライヤーズの3つのグレードがあります。

これらはケンブリッジ英検のファーストステップです。

ヨーロッパ共通参照枠(CEFR)に準拠しており、Pre A1, A1, A2のレベルにあたります。

2023年の試験日程については、グレードと会場によって異なります。かなりバラバラの試験日程になっているので、各都道府県で受検できる会場を確認してから、試験日程を把握して下さい

ヨーロッパ共通参照枠(CEFR)について詳しくはは下の記事にも書いています。あわせて読んでもらうとわかりやすいと思います。

関連2020年小学校から始まる英語改革CEFRの内容とは?

グレードの名称 CEFR 英検とのレベル比較(目安)
スターターズ (Starters) Pre A1 英検4級程度
ムーバーズ(Movers) A1 英検3級程度
フライヤーズ(Flyers) A2 英検準2級程度

※英検との比較はあくまでも目安です。全く試験の傾向が違うので参考程度にして下さい。

Starters, Movers and Flyers - a child's first steps in learning English(YouTube)

解答は全てケンブリッジ大学で採点され、1か月後に成績証明書が届きます。

成績証明書はリスニング、リーディング&ライティング、スピーキングごとに5段階の評価委になります。紋章(シールド)の数が5つあれば最高の評価です。

満点は紋章が15個。この紋章が10個以上あれば次のステップに進むレベルにある目安になります。

 

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各級の試験内容、レベル、問題形式、試験時間

グレードは3段階。①リスニング、②リーディング&ライティング、③スピーキングの3種類のテストがあります。

全レベルでスピーキングテストも行われ、公式認定の試験官が評価します。

参考:English Qualifications

スターターズ (Pre A1: Starters)

  • 試験時間45分
  • ①リスニング20分、②リーディング&ライティング20分、③スピーキング3~5分
パート 問題の内容 答え方
リスニング 1 絵のまわりにある物と絵の中の場所をあわせる 線つなぎ
2 子供や動物の問題 名前や数を書く
3 物語にあった正しい絵を選ぶ ボックスにチェックする
4 指示通りに入りを塗る 色鉛筆で絵を塗る
リーディング&ライティング 1 絵と隣の単語があっているか ボックスにチェックする
2 絵と絵があっているか yes or noを書く
3 文字を並び替えて絵が表すものの名前を答える 単語の綴り
4 短文の空所に適語を入れる 単語を書き写す
5 絵が表す物語を答える 単語や数字を書く
スピーキング 1 大きな絵の中から言われたものを選ぶ 言われた物を指でさす
2 前置詞を理解し、正しい絵カードを選ぶ 絵カードを置く
3 大きな絵に関する質問に答える 物の名前や色を答え、数を言う
4 物に関する質問に答える 物の名前や色を答え、数を言う
5 自分自身について答える 簡潔に答える

スピーキングは試験官との1対1の面接になります。

スターターズは、バラバラの文字を選び変えして、絵にあう単語を完成させられるようになることが必要です。

 

ムーバーズ (A1: Movers)

  • 試験時間65分
  • ①リスニング25分、②リーディング&ライティング30分、③スピーキング5~7分
パート 問題の内容 答え方
リスニング 1 物語を聞いて絵のまわりにある物の名前と絵の中の人物をあわせる 線つなぎ
2 場所や旅行、パーティーの問題 単語や数字を書く
3 物語の曜日と活動内容をあわせる 線つなぎ
4 説明にあった絵を選ぶ ボックスにチェック
5 指示にあった色を塗ったり、絵を描いたりする 絵にある物に色を塗る、指示された物を書く
リーディング&ライティング 1 絵や単語にそれを説明する文章をあわせる 単語を書き写す
2 絵と文章があっているか yes or no
3 質問に対する正しい答えを選ぶ 文字に○を付ける
4 短い話の空所に適語や絵を選ぶ、話のタイトルを付ける たんごを書き写し、ボックスにチェックを入れる
5 話の中から適語を探し文章を完成 1~3語の単語を書き写す
6 短文の空所に適語を選択する 単語を書き写す
スピーキング 1 2枚の絵を見て違いを見つける(色、数、物、場所) 何が違うか答える
2 4枚からなる絵を見てストーリーを話す 短い文章で答える
3 4枚の絵から仲間はずれを1枚選ぶ その1枚がどう異なっているのかを話す
4 自分自身について答える 簡潔に答える

スターターズと比べて全ての問題で時間が長くなっています。

ムーバーズは「動詞の過去形」「絵を見て何が起こっているかを話せる」「2つの絵の違いについて話せる」ことが必要です。

 

フライヤーズ (A2: Flyers)

  • 試験時間75分
  • ①リスニング25分、②リーディング&ライティング40分、③スピーキング7~9分
パート 問題の内容 答え方
リスニング 1 話を聞いて絵の周りにある名前と絵の人物をあわせる 線つなぎ
2 場所や旅行、パーティーの問題 単語や数字を書く
3 人や物が描かれた絵と関連する絵をあわせる アルファベットで答えを書く
4 説明通りの絵を選ぶ ボックスにチェック
5 指示通りに色を塗ったり、絵や文字を書く 絵にある物に色を塗る、指示されたものを書く
リーディング&ライティング 1 単語とそれを説明する文章をあわせる 単語を書き写す
2 絵と文章があっているか yes or no
3 会話の抜けている部分にあう文章を選択肢から選ぶ 文字を書く
4 短い話の空欄に適語を選ぶ、その話にタイトルをつける 単語を書き写し、ボックスにチェック
5 話の中から適語を探して、文章を完成させる 1~4語の単語を書き写す
6 短文の空所に適語を選択する 単語を書き写す
7 空欄に適語を補充して日記やテキストを完成させる 単語を書く
スピーキング 1 2枚の絵を見て違いを見つける(色、数、物、場所) 何が違うか答える
2 2つの似た状況に関して質問し、情報を与える 質問したり、答えたりする
3 5枚からなる絵を見て、ストーリーを話す 文章で答える
4 自分自身について答える 簡潔に答える

リスニングはムーバーズと同じですが、それ以外はテスト時間が長くなっています。

フライヤーズは「動詞の過去形」「絵を見て何が起こっているかを話せる」「2つの絵の違いについて話せる」以外に、「過去進行形や未来形を使えること」が必要です。

Flyers(フライヤーズ)の試験の様子については、下のYouTubeがわかりやすいと思います。

スターターズ、ムーバーズ、フライヤーズのサンプル問題については下のサイトで確認してください。

参考:Free: Paper-based sample test

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